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ガイド

メールストアと空になったプロファイル

· 読了約16分

Windows デスクトップ上の Recuva の画面

Windows のメールはしばしば巨大な単一ファイルにまとまります。クラシック Outlook のPST アーカイブ、Exchange / Microsoft 365 用のOST キャッシュ、さらに Thunderbird のプロファイルツリーなどです。アカウントがサーバー側にまだあるなら、ディスクから断片を掘るより再同期の方が速いことがあります。

何時間もスキャンする前に、Outlook が「オンライン」か「キャッシュ」か、メールボックスの保持ポリシー、訴訟ホールドの有無を確認してください。答え次第で、生の削除復元より管理者ツールの方が適切になります。

ファイルがよく隠れる場所

  • 多くの PST / OST の既定は %LOCALAPPDATA%\Microsoft\Outlook
  • Thunderbird のプロファイルは %APPDATA%\Thunderbird\Profiles 以下の maildir または mbox ツリー。
  • ユーザーが忘れがちな外付けディスク上のエクスポート済み .pst バックアップ。

メールボックスがローカルのみだった場合、Recuva は PST / OST 全体やその断片を取り戻せることがあります。復元したメールストアは他の巨大バイナリと同様に扱い、安全なディスクへコピーし、捨てプロファイルで開き、検証できたものだけエクスポートします。Outlook がファイルを強くロックするため、Windows が権限エラーを出すときはサポートのトリアージと併用してください。

修復と復元

Microsoft は PST / OST の破損向けに受信箱修復ツールを提供しています。Recuva がバイト単位では完全でも構造が壊れたファイルを返したとき、もう一度ディープスキャンするより scanpst 系の修復が成功することがあります。常に複製で作業し、唯一のコピーでは触らないでください。

Web メールのみの利用者でも、ブラウザのプロファイルとエクスポート規則を確認してください。PC 上の削除復元で、Downloads や Desktop にドラッグした添付が残っていることもあります。カレンダーや連絡先は別ストアにあることが多く、単一の PST だけを探さないでください。

法的レビューが絡む場合は、保管連鎖を守ります。まずディスクをイメージ化し、誰が読み取り専用でマウントしたか記録し、顧問が勧めるならフォレンジック複製から起動して元の OS パーティションを起動しないでください。

IMAP、MAPI、「サーバーにまだある」

Microsoft 365 を使う現代の Outlook では、権威あるメールボックスはクラウドにあることが多いです。OST の断片を掘る前に、電子証拠開示(eDiscovery) や管理者によるリストアで、メタデータとフォルダパスが保たれたまま項目を戻せるか確認してください。その経路の方が速く、法的にもきれいです。

Apple Mail と移行

Mac から Windows に移行したユーザーは、外付けディスクに .emlx の断片やエクスポートした mbox を残していることがあります。Windows 上の Recuva でもそれらのディスクは検索できます。拡張子フィルタでメールアーカイブを無関係なバイナリから分けます。

Windows.old とインプレースアップグレード

大きな Windows アップグレードでは、以前のプロファイルが一定期間 Windows.old に置かれることがあります。メールがそこにあったなら、スキャン対象はライブのプロファイルではなくそのツリーかもしれません。Windows.old を自動削除するディスククリーンアップのタイマーに注意してください。

実務的な検証手順

  • 復元した PST は捨て Outlook プロファイルで開く。最初から CEO の本番メールボックスで開かない。
  • ヘッダーと添付をスポットチェックしたあとでだけ、.pst または .mbox へエクスポートする。
  • 外部共有の前に、機微なキーワードでツリー全体を検索する。

リスクの割にメール復旧が向かない場合

PCI や PHI を扱うワークステーションでは、ローカルでの削除復旧自体が禁止されている規制環境があります。その場合は Recuva が技術的に動いても、ポリシーがツールより優先されます。インシデント手順に従ってください。

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